トランスフォーメーション
肩書にITコーディネーターとかDXコーディネーターとか名乗っていると、ピンと来ない人達もいます。DXに限らず、私も改めて「●X」という言葉が多いのに気づかされます。「●X」のXはトランスフォーメーション、英語圏でトランス(Trans)をXと略す事がある為で、下記のような用語があります。
DX(デジタル・トランスフォーメーション)・・・「Digital transformation」。デジタルトランスフォーメーションは様々に定義されますが、「IT技術を活用したビジネス上の変革」といった意味が含まれています。
GX(グリーン・トランスフォーメーション)・・・「Green transformation」。
二酸化炭素など温室効果ガスを出さないような体制への転換を指します。温室効果ガスの排出が多い業界にとっては、この問題への対応は非常に大きな問題ですし、企業の根幹に関わる意思決定が必要になる事もあるでしょう。
SX(サステナビリティー・トランスフォーメーション)・・・「Sustainability transformation」。
企業の「成長」と「社会的な課題への対応」の両立を目指す、という概念です。経済産業省の「サステナブルな企業価値創造に向けた対話の実質化検討会」の資料において、この用語が使われています。なお、社会的課題の関係で使われる為、「SDGs」や「ESG」とセットで使われる事も多い。
EX(エネルギー・トランスフォーメーション)・・・「Energy transformation」。
温室効果ガスの削減に関連して、新たなエネルギー価値を創造する変革を指す。
CX(コーポレート・トランスフォーメーション)・・・「Corporate transformation」。
「企業の変革(会社をつくり変える)」を指す用語。
QX(クオンタム・トランスフォーメーション)・・・「Quantum transformation」。量子コンピュータ(次世代のコンピュータ)の量子技術による変革を指す用語。量子コンピューターが実用化されると、生活にかなりの影響があると言われています。
PX(ポートフォリオ・トランスフォーメーション)・・・「Portfolio transformation」。事業ポートフォーリオの変革を指す用語。
いわゆる「事業の入れ替え」であり、目新しい概念ではないのですが、昨今は従来以上に事業ポートフォーリオをドラスティックに変革する事が求められているケースも多い。
WX(ワークスタイル・トランスフォーメーション)・・・「Workstyle transformation」。新型コロナで流行りました。
と解説したところで、テレビ業界であれば、EXはテレビ朝日、CXはフジテレビの事で、英語の略語は便利ですが、説明するのが厄介です。

